忙しい

余裕をもって準備していたつもりだったのですが、最終的な留学決定はどうしても出発ギリギリになってしまい、連動してフライトが決まらないとできない手続きもあり、などなど、連鎖的に遅れていくのです。

ということで、出発直前になって、かなりあわただしく活動しています。

目下の懸案は、引っ越し。

別に荷物が大量にあるわけでもないのに、大げさに下見などをしてくれるものだから、発送までに日数はかかる上に、連絡しなければいけないことも、問い合わせなければいけないところも沢山になって頭が混乱状態です。

証明写真の撮影や、パスポートのコピー、書類のFAX etc…やることをリストアップするのも億劫になるほど細かい作業が続いて、出発前にすでにくじける寸前です。

リチウムイオンバッテリーは沢山入れちゃだめとか、カレールーとか中華三昧は原材料に肉が入ってるから積めませんとか、まぁ、どうでもよさそうなことで連絡を受け、対応しているのが積もり積もって、時間が過ぎていく感じです。

おまけに、17日まで現地の銀行口座が開けないから、賃貸の保証金は払えないって言ってあるのに、不動産屋からエアメールで督促の連絡は来るし。。。

すっぽり抜けている手続きが無いことを祈るばかりです。

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留学準備

mixiに日記を書かない間、いろいろやってました。

大きな項目としては、

・滞在許可申請

・家探し

・人間ドック

・予防接種

・海外送金準備

ぐらいだと思います。

滞在許可申請は、個人で進めるものと思って学生向けの滞在許可をもらうつもりで、色々書類を集めて万全の体制で、EMSでヴォー州の役所に書類を送りました。5月の末ぐらいだったでしょうか。でも、実際は学生向けの滞在許可ではなくて、労働許可が必要になるらしく、僕の申請に関して、役所から受け入れ先の研究室に問い合わせが行った模様です。

そもそも、博士課程以上の研究者受け入れは基本的に雇用するという考え方らしいです。僕の場合は、研究室に雇用はされますが、給料は日本の会社からもらうの形態なので、状況が複雑で、その辺の位置づけを大学の人事担当の人が役所と交渉してくれているみたいです。

というわけで、どうやら本来は研究室側から僕の労働許可を申請すればそれでよかったらしいのですが、前の秘書さんがよく状況を把握していなかったために、申請を忘れていたそうで、少し回り道をしてしまいました。

まあ、手続きそのものは問題解決プロセスがおもしろかったのでよかったですが。

ちなみに、スイスは日本人はVISA無しで入国できる代わりに、現地の地方自治体と直接やりとりをして滞在許可を得なければいけないという、ちょっと面倒な国です。昔は、スイス大使館が申請の仲介をしてくれていた模様ですが、現在は問い合わせをしても、素っ気なく現地とやりとりしてくださいと言われておしまいです。大使館の担当の人も、なんか問い合わせに来る人をすごく煙たがっているような雰囲気で応対するし、とってもいやな印象~

何のための大使館なんだろうか。。。

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同期会

昨日は久々に入社当時の同期仲間で飲み会をした。みんな、いまや見事にバラバラの組織になり、木っ端みじんという感じ。

しばらく会えなくなるので、まあ、近況報告しておきましょうの会。そんな感じです。

最近の話題は過去を振り返る事が多くて、いつまでも若くないと思ってみたり。

同期飲みは、気を使わないのが楽で好きです。

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NHKと民放

今日は、NHKスペシャルと、ETV特集を立て続けに見ていました。

この2つの番組は、スポンサー重視の民放にはおおよそ真似のできない内容を視聴者に提供してくれるので、気に入っています。

NHKスペシャルは、金融危機以降のロシアで、新興企業を救済する代わりに国家資本主義を推し進めるプーチン首相の政策に翻弄される企業家の姿を取り上げた番組でした。また、一方のETV特集は、多摩川河川敷に居住するホームレスの人たちと、一緒に生活をする猫や犬の日常を取り上げた番組でした。結局、どっちもドキュメンタリーなんですが。

今民放で流行りのニュース番組のように、ベテランタレントの押しつけがましい喋りとかがないのがいいです。それに民放なら、芸能人へのギャラとなるべきところのお金が、NHKでは番組制作に費やされているので、内容が充実していると思います。NHKでは、そもそもの番組制作費自体も節約している感じがして、コストパフォーマンスがいいと思いますし。

民放のスポンサーとなる企業は、番組内容の何を評価して資金を提供しているのかわかりませんが、宣伝になれば、視聴率が良ければ、内容は問わないのでしょうか。

50周年記念番組だかなんだか知りませんが、莫大な制作費をかけて芸能人にドッキリ企画をしかけたりするのは、お金が無駄です。世界の絶景100選とか番組を作るのはいいですが、数十秒の映像のために、わざわざ芸能人にその場所を旅行させる必要性がありません。世界ふれあい街歩きのような紀行番組で十分です。

あ、僕が単に芸能界が嫌いなだけかもしれません。庶民感覚とずれていて、金をやたらと食いつぶす人々に違和感を感じるからです。おくりびとのオスカー受賞の時の報道も、なんかテレビの中の人たちがやたらと興奮していて、見ている僕はなんとなく引いてしまいました。まあ、日本人的には映画館に殺到するのが世の中一般の流れみたいなので、静観している方が変人扱いされるのかもしれませんが。

朝から情報番組を見ていても、石川選手がらみでいきなり司会者が好きなゴルフの話題を20分ぐらい喋り続けたり、芸能人が電撃結婚したとかで、一部始終を密着取材をした芸能レポーターが15分ぐらい時間を費やしたり。。。

ほんと、日本のテレビ番組って世界が見えてこないです。それは本当にいつも不満。日本でもNHKワールド放映すればいいのに。

「文句があるなら、見なければいいでしょ。」

ごもっともです。ていうか、じっくりなんか見てません。朝の忙しいときに流しっぱなしにしているか、チャンネル切り替えながらチラ見して、嫌悪感抱いて消してるだけなんですが。。。

というわけで、最近NHKオンデマンドが若干気になり出していたりいます。

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変化を感じる

僕がSフィルのインペクに任命されてかれこれ2年は経つと思いますが、今年8月に出発する留学のこともあり、後任の方に仕事を引き継いでいきながら、お役ご免モードに入りつつあります。

というわけで、オケの運営メンバーとしては新参者であり、運営の重要な仕事をこなす人間でもありながら、音楽とは直接関係が無く、若干脇役的で傍観者的でもあった自分の立場から、僕がSフィルで過ごしたこれまでの短い歴史を振り返ってみようと思います。

僕がインペクであったこれまでの2年間には、オケの運営形態がガラリと変わったり、本社が移転したり、ニューヨーク公演があったりと、まあ、イベント尽くしな日々でした。

最近ふと変化を感じるのは、オケの活動(運営)がいわゆる組織として動くようになってきたということです。100人以上の団員を抱える団体ですから、組織的に運営をしなければ、そもそもやっていけないはずなのですが、それまでは、一部の献身的な人々(若干ワンマンな側面も。。。)の超絶技巧的な運営により、微妙なバランスの上にオケの活動が成り立っていたように思います。

なんか、昔は運営に関わる人々も含めた人間関係もギクシャクしていたし、それを思うと、今はそんな話も全然聞かなくなりました。活動の雰囲気に変なクセが無くなって、いってみれば、非常に普通でまじめなオケに変貌したと思います。あまり目立ってドロドロした問題も起きなくなりました。

昔は、ドロドロ人間関係や利害の対立などの意味で、オケは社会の縮図だ、みたいなことを感じていたのですが、そんなこともなくなりました。当たり前なことなのですが、様々なしがらみを意識することなく音楽活動に専念できるようになったということです。

もちろんそれぞれの人の個性が消えて無くなったというわけではないのですが、状況がきわめて平穏なため、個性が悪い方向に目立ってしまうということが無くなり、それぞれの人のクセがうまく取りなせているということなのだろうと思います。

ヴァイオリンのパート間で滅多に人が入れ替わらないという異常な雰囲気も、最近は変化してきましたし。(何気に、僕はこれはSフィルの個性でもあり、変なところだなぁとも思っていたのですが、状況が解消して、ひとつクセが抜けたなぁと感じるのです。)

それまで色々な運営に関わる細かい情報を、団員間で共有していなかったからなのかもしれませんが、昔はなんとなく、団員皆さんのオケの活動(特に運営)に対する当事者意識が薄かったように思っていました。演奏に参加したら後は一部の運営に関わる人にお任せ、みたいな。(これはKフィルの皆さんの活動している姿と対比して、特に印象強く思ったことでした。)

インペク業をしていても、肩の荷の重さが昔の方が重かったように思います。

もちろん音頭をとらないと、セッティングやら片付けやらが始まらない「指示待ちぶらさがり体質」は変わらないのですが、昔よりは色々な人が打楽器や譜面台の片付けに参加してくれるようになったと感じています。「こんな問題が起きている」と話せば、それぞれの人が、それぞれに「何かできることはないか」と感じるようになったと思います。

運営をやっていても、色々な物事を決める時に明朗な議論がなされていると感じます。それぞれの人がやるべき仕事が明確に整理されてきたと感じます。仕事を分担すると、様々な決めごとに対して、意見調整のために時間がかかるようになるのですが、明朗な意志決定プロセスのためにも、綿密なコミュニケーションの下、組織的な意志決定は必要だろうと思います。

個性を持った様々な人がそれぞれの立場から意見を述べ合い、お互いの意見を尊重しつつ、調整するというのは、非常に社会的であり、大人な問題であり、理想的で夢のようなことであり、人間力が試されることなのですが、これを乗り越えないと、やはりオケのような組織の運営はスムーズに進まないと思います。

この変化というのは、特別誰が何をしたから起きたという性質のものではないのかもしれません。ただ単に、仕事を役割分担して、それぞれの人が自分のすべきことを全うするという組織的運営をしていたら自然と生まれてきた結果のように思います。

まだ、臭いものに蓋をして、そのことには極力触れないようにし、表面をきれいにとりつくろい、周辺環境を安定させることに専念してきた節もあります。ビッグイベントへの対応が先行して後手後手に回り、先送りとなった課題は確かに残っています。しかし、問題は一つ一つ解決していかないと混乱してしまいます。

運営体制転換の過渡期にあって、次の運営にバトンタッチするリレー選手の役割は、ひとまず果たせたのではないかと自負しています。

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