まるで修行の身

さすがにゴールデンウィークともあり,Facebookには,いろんな人のいろんなアクティビティがどんどんと上がってきています.旅行に行く人もいるし,家族サービスしている人もいるし,イベントごとで全国飛び回っている人もいます.

とまあ,そんな様子を傍目に見ながら,私は研究室で一人黙々とコーディング->実験->文章書き->コーディングのルーチンにはまってます.

確かに普通は待ちに待った連休だし,遊ぶもんだよなぁ,と思うのですが,学生になってからというもの,平日と休日との区別があまり意識されなくなってしまい,「平日が忙しくて大変」とか,「休日が待ち遠しい」とか,そういう感覚がほとんどなくなってしまいました.

大学での研究って,基本的に誰に言われてやるものでもないし,自主的に好きでやっているものだから,ある意味毎日が休日みたいなものだし,その毎日の休日を楽しむために研究しているようなものなのです.

だから,連休になっても気持ちがあまり変わらないのかもしれません.特に旅行に関しては,なんか最近は,この年齢にして「し尽くし感」があって,昔みたいな感動がなくなってきちゃったのは,よくない老化現象かなと思っています.

煮詰まったら散歩して,たまに友達と飲んで,研究室に戻って,寝て,起きて,論文読んで,研究室に行って...

人間関係のしがらみもないし,スケジュールのプレッシャーもないし,報酬と引き換えの成果を求められるようなプレッシャーもないし,社会生活の規律もほとんど意識されないし,あえて言うなら,自分の年齢が締め切りみたいなものか.

こんな生活ずっと続けていたら,絶対,社会的にはダメな人間になりますね.

でも,入学から6か月の研究成果で,国内学会2本,国際学会2本の論文(学術講演会)は書きました!だから,ニートなんて呼ばないで...あ,大学にいるんだし,正真正銘educatedな訳だから,あえて言うならネット(NET: not in employment or training)か.

確かに,会社員だった時と比較して,勉強は本当によくできるようになりました.本を読んだときに,頭が知識を受け入れる余裕を残しているのが大きいです.

というわけで,再び社会に出たときに,これまで以上に社会の役に立つ人間になれるよう,もうしばらくの間,修行に励みたいと思います.

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まるで修行の身 への2件のフィードバック

  1. Takashi Hasuo on Facebook のコメント:

    たったの六ヶ月で凄まじい生産性ですね!興味あるので、今度論文読ませてくださいー

  2. Kuniaki Noda on Facebook のコメント:

    査読通ったら,読んでみてくださいね

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