多国籍な人々

今来ている研究室には,いろんな国の人が集まっているのですが,なんとなく雰囲気がそれぞれのお国柄を表しているような気がして面白いです.

もちろん,この印象は,僕の限られた人々から感じた偏った表現を多分に含んでいますので,ご注意ください.

アメリカ:

英語が聞き取りやすい.明るくてハキハキしている.日本のことを結構知っているので,話しやすい.社交的.世話好き.何かしらの事で困っている雰囲気を見たことがない.一般的に親日の人が多く,個人的にはアメリカは好きじゃないけど,旅先では一番話しやすくて,思わず頼りたくなる人々.

ポーランド:

表情が堅い(暗め).西ヨーロッパとロシアに挟まれた気の毒な歴史(東欧の白黒映画,共産主義)を彷彿とさせる.表情からは何を考えているかよく分からないが,さらっとジョークを言って,時々ニコッとする.困ったときに,色々と世話を焼いてくれて,思いやりがある.表情通りまじめ.

オーストラリア:

やたらと活動的.会話の端々にジョークを混ぜて茶化しながら話すので,雰囲気が軽い.英語が英国式.雰囲気はアメリカに近いが,アメリカよりさらに軽い気がする.

ドイツ:

英語が聞き取りやすい.雰囲気が四角い.何となく日本人との親和性はいい気がする.まじめ.しっかりと細かく経緯を説明しながら話す癖がついているみたい.

フランス系スイス:

この中では,どちらかというと,ドイツ人の雰囲気に近い.当然か.フランス語なまりの英語なので聞き取りにくい.親切.おっとりしている.他人に必要以上に干渉しない.

いまのところ,こんな感じです.

カテゴリー: 文化 | コメントする

実用フランス語講座

今日は一発奮起してスーパーで洗顔料を入手してきました.

例によって,陳列棚の前にたたずみ,どれが最も洗顔料っぽいパッケージかを慎重に見極め,直感で買ってきました.

一番のキーワードだったのは,GELという単語です.というのも,どこにも「顔」という単語がパッケージ表面に書いてないのです.

ドイツ語表記でWASCHGELと書いてあって,フランス語表記でGEL NETTOYANTと書いてあれば,まあ,整髪料のジェルじゃないよな,と思って買ってきました.

で,さっそく帰ってきて本当に洗顔料なのかをチェックすることに.ドイツ語の辞書はないので,フランス語表記の解読を始めます.

ムスカ大佐になった気持ちで...

まずは,表のパッケージから.

NOUVELLE FORMULE

うーむ,新発売って感じか??

FOR MEN

ここだけ英語でもしょうがないよな.

RAFRAICHISSANT

リフレッシュ?日本で言えば,クールとか,すっきりってことだろうな.

GEL NETTOYANT

なるほど,nettoyantは洗浄,クリーナーと言う意味なのか...ドイツ語の方がわかりやすいな.でもこれじゃ洗顔料か分からないじゃないか.ブツブツ

Sans savon

石けんじゃない?じゃあ,なんなんだよ,石けんがいらないなのか?と思いつつ.

Nettoie en profondeur & Ne desseche pas la peau

profoundで深くって感じで,desseche?ああ,乾燥ね.peau?おお,皮膚か...

深く洗って,乾燥を防ぐね.なるほど,もっともだ.

ここで表のパッケージの情報は終了.

しかし,これじゃ洗顔料とは断定できません.

裏面へ続く.

POUR LES HOMMES

そりゃわかってるって.

qui ont besoin d’une parfaitement nettoyee et rafraiche.

besoin?欲求か,ま,要するにwantね.

parfaitement?完璧?ああ,perfectってことか.

あとは,洗うとリフレッシュだから,まあ,男で完璧に肌を磨きたかったらこれを買えよってことか.

この文章は英語で言うところの関係代名詞っぽいな...

しかし,「顔」はいつになったら出てくるんだ.

EFFET

効能表記が始まりました.

La formule nettyoyante efficace et sans savon avec soin vitamine:

formuleには処方という意味があるらしい.efficientに洗って,さっきも出てきたsans savon,恐らく石けんいらないで,soin?手当て,ケア...まあ要するにビタミン補給ね.

Nettoie en profondeur et elimine la salete et l’exces de sebum.

前半しか分からん...

elimine?eliminateのことかな?salete?健康はsante(スォンテ)で,salete(サンテ)は汚れか...微妙な発音の違いだなぁ.

exces?exceedかな?おお,合ってる.sebum?皮脂,分泌物だそうです.

ううむ,深く洗って汚れを落とし,皮脂の分泌を抑えるということか.

まあ,大体顔のことをいっているような気がしてきました.

Ouvre les pores obstrue.

開ける,pores?穴か.obstrue?詰まった.なるほど,ここら辺の単語は使えそうだ.

Preserve la peau du dessechement et des tiraillements.

preserveはわかるでしょ,そして,穴で,いやいや穴はporesでした,peauは肌でした.

dessechement?乾燥の名詞か,さっきも出てきたのにもう忘れてた.若くないな.

tiraillements?どうやら(肌)荒れのことっぽいです.

肌の乾燥と荒れを防ぐ.言われてみりゃ当然のことが書いてあるし.

UTILISATION

使い方ね.

Utiliser matin et soir.

朝晩洗い(使い)ましょう.

Faire mousser le gel et appliquer en massant sur le visage humidifie.

faireはdoみたいなもんで,いやいや,この文脈ではmakeかな.mousserは泡で,gelとapplyはよくてmassanntはマッサージみたいなもので...

visage!これか,顔,やっと出てきました.

ジェルを泡立て,しめらせた顔に塗ってマッサージするように洗いましょう.ってことです.

これで,洗顔ジェル確定です.

45分経過...しかし,わかりにくい.

洗顔ジェル7.5CHF也

カテゴリー: 生活, 語学 | コメントする

あー,これだ(地名カタカナ表記ニュース)

結構不便に思っている人多いんじゃないかと思います.

日本語にない発音まで無理矢理日本語読みに直す価値がどれくらいあるんだろうかと思います.

海外で使っていればすぐに気づくことなのに.

Googleマップの世界地図、海外地名がカタカナ表記に

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=944011&media_id=32

カテゴリー: 技術 | コメントする

google maps

何故か分かりませんが,今日から世界地図の地名表記がカタカナになってしまいました.

googleがサービス向上のつもりでやったのかもしれませんが,かえって不便(本来の表記がわからない!!)なので,元に戻して欲しいと願ってみたり.

せめて,元に戻す設定の方法さえ分かればいいのですが.

カテゴリー: 技術 | コメントする

異文化コミュニケーション

今日は,同じ部屋で研究しているPavan(スタンフォードから来たポスドク)がパソコンのパーツが売っている店に行くというので,僕も一緒に連れて行ってもらいました.

結局研究室の他の人に運転してもらって,4人で車に相乗りして向かったのは,大学から10分ぐらいの距離にあるショッピングセンターの中にあるパソコンショップでした.(ショッピングセンターの中にパーツショップがある立地がちょっと新鮮でした.)

品揃えは秋葉原に遠く及びませんが,価格は特別高いというわけでなく,結構リーズナブルかなと思いました.(スイスにしては.)

その後は,Pavanと帰り道の方向が一緒になり,ローザンヌ駅の隣の駅から国鉄で帰ってきました.

で,夕食を食べていかないかと誘われたので,お呼ばれをすることに.

案内された家は,僕の借りる家とは比較にならないような豪華なマンションでした.テラスからの眺めが最高で,湖と山脈がばっちり見えます.まあ,部屋が広いのもそのはず,奥さまはEPFLで教授をしているそうで,2人で住んでいるのです.

お呼ばれしたからには,何かお返しをしなきゃ,ということで,色々日本の習慣とか文化を教えてあげました.奥さまも,とても日本の文化に興味があるらしく,熱心に話を聞いてもらうことができました.

特に面白かったのは,囲碁を教えたことでしょうか.たまたま囲碁セットを持っていたけど,遊び方が分からないというので,僕もそんなに得意なわけではないのですがルールを教えてあげて,9路盤で対戦をしました.

こういうタイミングで,色々と話のネタがあると非常にいいのですが,なかなか普段から日本の文化を顧みるようなこともないので,あえてネタを仕込んでおくことも必要だなぁと思いました.

そして,とっさに英語で色々な表現をするというトレーニングには,こういったプライベートなコミュニケーションが一番いいなと思いました.

カテゴリー: 文化, 語学 | コメントする