バルサミコ酢

こちらに来てから、何となく気にはなっていたのですが、イメージ的になじみの薄い調味料だったので購入せずにいたバルサミコ酢、ついに買って使ってみました。

こちらでは、日本の穀物酢、米酢も売っていますが、酢といえば、リンゴ酢やバルサミコ酢の方が沢山種類が売っています。

感想としては、かなりいいです。洋風の料理には間違いなく合います。主な使い方はサラダのドレッシングですが、ローストビーフにオリーブオイル、塩胡椒とともに使っても美味しかったです。

香りは、やはりブドウなので、熟成したワインみたいな感じです。でもワインよりはるかに甘いです。この甘みは少ない方が、調味料としては使いやすいような気もしますが、バルサミコ酢だけ単体で味わってみて、これはいけると思いました。

久々に新しい味を発見。色々な食品にかけて楽しんでみようと思います。

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2年ぶりのTOEFL

TOEFLのスコアは公式には2年間しか有効でないので、今日、ジュネーブで受験してきました。

会場はジュネーブ空港から徒歩10分ぐらいの所にあるジュネーブ国際大学というところでした。大学とはいうものの、オフィスビルの一角が大学のスペースになっているような小さな学校で、その区画の一つがテスト運営会社であるプロメトリックのオフィス兼試験会場でした。飛行機に乗るわけでもないのに、空港駅で降りて、到着ロビーを通り過ぎて、というのは、なかなか不思議な感覚です。

TOEFLは世界共通の試験なので、受験方法は日本で受けるのと全く一緒でした。おまけにコンピュータは英語キーボードだったので、変な配列のスイスキーボードのように(スイスキーボードは、yとzの場所が入れ替わっている)惑わされることなくライティングをすることができました。

日本で受験したときは、確か調布にあるアメリカンスクールと、新宿にある高校が会場だったと思います。初めて受験したときは、全てのインストラクションが英語で、ギョッとしましたが、今回はフランス語で説明されたら困るなと思っていたので、むしろ英語で良かったという感じでした。

受験生の数は12人ぐらいでした。日本では30人ぐらいいたと思うので、それに比べればだいぶこぢんまりとしていました。試験監督もたった一人でしたし。

試験の印象は、というと。。。思ったよりリーディングがタフでした。あれだけ圧倒的な量の文章を読ませるのは、大学生活を想定しているからだと思いますが、想定していないような多種多様の分野の学術的な文章を読むというのは、語彙に慣れ不慣れがあって、自分の親しみやすい分野から出題されるか、結構運も大きく作用するような気がします。

日本では結構苦痛だったスピーキングとライティングは、むしろ楽でした(スコアを取れている保証はありませんが、気持ち的に)。特にライティングは、とても楽に回答することができました。この辺は、普段のこちらでの生活習慣がそのまま暗に反映された結果だと思います。

やっぱり、リーディング。次はこれをがんばらないと。それにしても、全部で4時間のテストは結構疲れます。

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印鑑の色

最近、手続きの都合上、印鑑を押して日本に書類を送り返さなければなければいけない事態が発生しました。そして、印鑑は持ってきていたものの、朱肉を持ってくるのを忘れていることが判明して困っています。

恐らく、黒とか紫とかゴムスタンプ用のインクならこちらでも売っていると思うのですが、果たして、印影の色は朱色でなくてもいいのだろうか、というのが気になるのです。

コピーした書類でもない限り、黒い印影なんて見たことがないので。提出用の書類を全部赤ボールペンで記入したらどうなるか、というのと同じレベルのような問題にも感じます。

まあ、なければないで、黒や紫の印影をつけるしかないでしょうが。

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結局

印鑑は、研究室の秘書さんから借りたスタンプ用のインクで押してしまいました。当然赤色があるはずもなく、紫っぽい青色の印影をつけることになりました。あらためて書類を眺めると、変な感じです。

しかし、このデジタル技術全盛の時代にあって、印鑑による証明というものが果たしていつまで効力を持つものになるだろうかという気がします。そして、なんで日本ではサインが効力を発揮しないのかが疑問です。

クレジットカードはサインを使って日本でも十分通用しているのですから、別に銀行口座の届出印とかも、サインでもOKにしちゃっていいのでは、という気がします。

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F1は斜陽ですね

時差がなくてらくちんなので、ネットTVでF1のモナコグランプリを観ていました。

まず気づいたのが、観客に空席が目立つこと。モータースポーツの本場ヨーロッパで、さらに伝統のモナコグランプリでこれなんですから、F1人気の陰りは凄まじいものがあるなと思いました。

日本では、ホンダやトヨタの撤退、数年前の富士スピードウェイでの運営の失敗、鈴鹿での自由席廃止などが観客動員数減少に拍車をかけたとも言われますが、まあ、本質的な原因は、日本に限ったことではなく、経済状況の悪化で高額のチケットを買ってまでF1を観に行く人がいなくなったってことだと思います。

それに、この環境技術優先の時代にあって、化石燃料をバンバン燃やし、爆音を立てて走る車のレースというのは、若干時代遅れなのかなという気もします。

そして、モナコグランプリは環境技術云々と関係なく、レースそのものが時代に即さなくなっているのではという気もします。あの狭い市街地コースに背の高いフェンスを張り巡らせ、道の狭さにそぐわないモンスターマシンを走らせ、フェンスに接触しようものなら即クラッシュするような危険なレースをすることそのものが、観客の求めるレースに対してアンバランスな気がします。

他の大きなサーキットを使うレースはそのままでいいので、少なくともモナコグランプリに関しては、もう少し平和なレースにすればいいのにと思います。ドライバーの技量を優先して、メカの技術によるスピードを競うべきではないと思うのです。つまり、モナコグランプリでは、あえてレギュレーションの非常に厳しい車に乗り換え、最高スピードを抑えるということです。

今年のモナコグランプリは、クラッシュが続発してセーフティーカーが一定間隔で入るレースになりました。最終的にはマシントラブルも含め、24台中9台の車がリタイアしました。どうみてもドライバーの技量を超えたレースをコースとマシンが要求しているように感じます。

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