手は語る

僕は、自分の手が映っている映像を見るのが嫌いです。

仕事の性質上、プレゼンなどのためにロボットのデモビデオなどを撮影することがあるのですが、その時に色々と自分で映像の中のオブジェクトを操作する、自分の手つきが気にくわないのです。

自分の声を録音して聞いたときに、別人の声だと思うのと同じような感覚でしょうか。自分の手の動きなんて、普段はあまり意識して見ていないのですが、映像という客観的な視点から観察すると、気づかなかったような様々な特徴が浮かび上がってきます。

何がいけないのかというと、まず、基本的に手つきがクネクネしていて、なんか目障りなのです。まあ、指をフル稼働して楽器を弾いたりするので、必然的に指先の動きが普通よりは多少柔らかいということがあるとは思います。でも、どう考えても余計な動きが多いです。

手の動きだけに限らず、ものをつかんだり、移動したりするときの指先の姿勢も嫌ですね。なんとなく、シルエットに潔さがないです。「ものを持つときは、もっとガバッと持てよ」と言いたい。

そして、次に嫌な理由は、その手の動きに自分の気持ちが如実に現れていて、それを第三者に見られるのが何だか恥ずかしいということです。別に格好つけて撮影したところで、プレゼンには何の意味もないのですが、実験中の焦った気持ちとか、ハラハラ感が手先の動きに出ているのは、どうにも許せません。

だから最近は、なるべく自分の手が映らないようにしたり、意を決してカメラの前に登場させるようにしています。

昨年旅行に行く飛行機の中で、隣に座ったおばあさんに「綺麗な手をしてますね、女性の手みたいですよ」と言われたのが、そもそもこんなことを考えるきっかけになっていたりします。その時には「何の苦労もしていない証拠です」なんて答えていましたが、実際これはいいことなのでしょうか?悪いことなのでしょうか?

「その人の裕福さを知るには、まず靴を見ること」とか「目は口ほどにものをいう」とか言われるように、色々とその人の特徴や心理状態が外見に現れてくるということがありますが、実は「手」もその人の歴史や性格の多くを、本人の知らないところで勝手に他人に語り続けているのかもしれません。

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今週末の予定

今年はよく雪が降りますね。

ちょっと春めいたと思ったら、またすぐ寒くなったりして、植物たちは花粉をばらまくタイミングをはかりかねているのではないでしょうか。僕は洗濯をするタイミングを逸して、仕方なく今夜、天気はあまりよくないのですが、洗濯機を回す決心をしました。何しろ、そろそろ着るものがなくなってきたので。。。

今週末は、なんと久々に休日出勤で、土曜日はちょっとだけお仕事をしてきます。そして日曜日は、多摩美の卒展を見に行ってきます。横浜は何ヶ月かぶりなので、ゆっくりと見て回り、何かいい雰囲気の店がないか、ついでにチェックしてこようと思ってます。横浜って意外と広くて、見て回ると結構時間がかかるんですよね。

花粉が心配ですが、天気がよくなることを祈ってます。

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うるさい隣人を何とかしてくれ

なんか今日は、引越したと思っていた隣の部屋から声が聞こえてきます。どうやら、先週末に隣人が引越してきたようです。リフォームをしていたのは、人が入ることになったからだったのでしょう。

それにしても、うるさい。どうやら友人を数人連れ込んで宴会をやっているらしく、笑い声がひっきりなしに聞こえてきます。ここに引越してから、ずっと静かな夜を過ごしてきたので、これだけうるさいのははじめてです。

まあ、僕も結構夜更かしをする方なので、隣の宴会が終わるのと僕の寝るのと、大体同じぐらいになるでしょうし、特に心配はしていませんが、予想以上に隣の声が聞こえることに改めて驚いています。

きっと、うちで大宴会を開催すれば、隣の人もそのうるささに気づくと思うのですが、当事者の立場になると、楽しくてなかなか周りの迷惑なんか考えられなくなっちゃうものなんですよね。苦情を言ってもどうなるわけでもないと思うので、まあ、今日のところは大目に見ることにしましょうか。。。

今日のアルコール度数:★★

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アンチエイジング?

今日は、僕の年齢が実際よりもかなり高く見られるというハプニングがありました。

年齢を予想した方は、今日会社に新しく入ってこられた方で、僕とはまだほとんど話をしていない状態で年齢当てをしたことになります。なので、ほぼ初対面の外見の印象で予想したといえるでしょう。

ちなみに、この年齢当ては、ある人を基準にして、それぞれの人の年齢が上か下かを言い当てるというクイズ形式で行われたのですが、僕よりも数年年上の人が「下」で、僕が「上」という判定結果が出たので、僕は相当年齢が上に見られたと解釈できるわけです。

外見の印象という意味で、ポジティブに解釈すれば「実年齢以上に落ち着いた雰囲気をかもし出している」ですが、表現を変えれば「実年齢以上に老けて見える」ということになります。。。ガーン。。。

男の場合には、実際よりも年齢が上に見られるのと、下に見られるのとどちらがよいのか、一概には言えないような気もしますが、年齢を上に見られるというのは、今まであまり経験が無かったので、かなりびっくりしました。

しかし、ここで「アンチエイジングだ」といっても、僕の場合、少なくとも「最近、目じりのシワが。。。」とか「肌のたるみが。。」とか「お化粧のノリが。。。」とかいう問題ではないので、サプリメントを十何種類飲んだところで、対策になるわけではなく、雰囲気の若返りを図らねばならないということです。

これって、意外と難しいですよ。服装とか、メガネとか、身につけるもので対策をとれるなら簡単ですけど、さりげない身のこなしとか、表情とか、姿勢とか、普段無意識のうちに顕在化している状態を変更するのは至難の業です。変に落ちつきをなくそうとして「挙動不審」になっても困りますし。。。

というわけで、結論。

身につけるものは、ある程度気を遣うとしても、それ以外の無意識的にかもし出される雰囲気については、とりあえずありのままの自分を受け入れることにしました。

別に実年齢より上の雰囲気を持つことの全部が全部、悪いわけじゃないですからね。

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positive thinking

自慢にもなりませんが、僕は相当なことがない限り、物事を深刻になって考えたり、悲観的になったりということがありません。

言い換えれば、世の中をなめてかかっているとも言えるのかもしれませんが、周囲が本当に深刻になっているときでも、自分の気持ちのどこかでは、「きっとなんとかなるんだろう」とか「今の状況を将来、あの時は苦しかったって振り返るんだろうな」とか、本来集中して意識を向けるべきところを、遠くから俯瞰しているという感覚があります。

僕には、世の中全てがその問題であるかのような集中力を発揮して、詳細まで分析して、すごく深刻な顔をして考える、という行為は、息苦しくてとても長時間は持続できないのだと思います。

むしろ、「外はこんなに天気がいいのに、何で人は屋内でこんなに脳みそだけでエネルギーを消費しなきゃいけないんだろうか」とか、「この問題を解決することによって、人類はどれだけの精神的な豊かさを得ることができるのだろうか」とか、余計な疑問ばかりが先行して、周囲が真剣になって考えている問題点を矮小化して捉える傾向があるようです。

実際のところ、こういう「森ばっかり見て木をあまり見ない」というスタンスは、精神的なゆとりを生み出す感じがして、常にとても楽になれると思います。

広い視点で問題を遠くから眺めることによって、実現可能性を割増しして考えたり、最悪の状況になったときの事態を割引して考えるというpositive thinkingは個人的におすすめです。でも、もちろんこれは程度問題で、あまりやりすぎると社会不適合な人間になってしまいますので、ご注意下さいませ。

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