INCEPTION

日本でも公開されて1ヶ月ぐらい経ちますね。昨晩は、大学の友人達とローザンヌ市内でINCEPTIONを見てきました。

ハリウッド映画は。。。と思っている人でもきっと楽しめると思います。監督のオリジナリティーあふれる演出に、久々のドキドキ感を味わうことができました。こういうクリエイティビティーはアメリカは得意ですね。

ただストーリーが複雑で、展開を論理的に理解しようとすると結構大変です。当たり前ですが、字幕がドイツ語とフランス語の2段重ねなので、時々聞き取れない言葉とかがあったときはフランス語の字幕が頼りでした。

日本に帰ったらもういちど見に行ってもいいかなと思っています。見る度に色々なことに気づくそうなので。

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次はドイツ語かな

フランス語もちゃんと最後まで学んでいないというのに、あれもこれもと手をつけるのもどうかと思いますが、何となく、次はドイツ語を学びたい気持ちになっています。

そもそものきっかけは、ヘンゼルとグレーテルのオペラ音楽を聴いていて、ドイツ語ってもしかして格好いいかも、と思ってしまったのが始まりでしょうか。留学以前からオーストリアとかドイツに旅行に行くことが多くて、何となく知っておきたいなと思っていたのもあります。スイスで鉄道に乗ると、ドイツ語とフランス語と英語でアナウンスがあるので、英語のこういう表現はドイツ語ではこう言うのか、と対応をつけているうちに、勉強できるかも、と思い始めているのも理由です。

とまあ、様々な周辺事情があります。フランス語を学んだのなら、スペイン語とかイタリア語とか、同じラテン系の言語を学ぶのが常道なのですが、あえて、ゲルマン系に行ってみようとしています。

文法がどういう風に違うかとか、言語の多様性を体験するのが目的だったりもします。必要に迫られているわけでなく、道楽の一種なので、お気楽なものですが。

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1周年

スイス留学も、残り3週間を切ってしまいました。研究の方は、何とか論文の道筋を立てて教授と打ち合わせをし、帰国の途につくつもりですが、名残惜しいものです。

思えば昨年の今頃、ローザンヌの駅に降り立ったのでした。今から思えばとても近距離なのに、わざわざ駅前からタクシーを使ってホテルに向かったのを思い出します。

タクシーがメルセデスで、運転手さんは車内でオペラをかけていたので、なんとスイスはハイソなんでしょうと思ったものですが、これは結構例外的な出来事だったような気がします。

1年を振り返ると、9月後半から急に日照時間が短くなり、朝は真っ暗、冬時間に突入して、年末は凍るような寒さ、という感じで、東京との気候差でかなり印象的な時間を過ごしました。クリスマスシーズンの街の雰囲気も好きだったし、雄大な自然の中での冬山遊びもひと味違って、とても感動しました。

一方、この1年の後半は研究に追われ、あっという間に時間が過ぎ去ったのもあるかもしれませんが、夏の時間はあまり記憶に残りませんでした。あえて言うなら、滞在年がW杯の年と重なったのはラッキーだったかなと思います。ヨーロッパ人のサッカーにかける情熱を肌で感じることができました。

自分自身は少し変化したでしょうか。1年ではそうそう変化するものではないと思いますが、少し白髪が増えた気がします。人間はあまり変化していないと思います。英語も別に上達したようには感じません。フランス語は少しは分かるようになりましたが、ビギナーが感じる進歩程度です。

仮に、もう1年いてもいいよと言われたらどうするか。。。今はとりあえず日本で生活したい気分です。忙しいのは分かっているけど、やっぱり日本の方が生活しやすいですから。

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コーヒーの味

朝、昼、夕方と一日に三回もエスプレッソを飲んでいると、意識しなくとも、自然と味の違いが分かってくるようになります。同じキャンパスの中にあるカフェテリアでも、店によってエスプレッソメーカーの機械が異なると、味が全く変わってきます。

したがって研究室では、ここのカフェはエスプレッソが美味しいとか、あそこのカフェはエスプレッソが美味しくないから、という理由でその日行くカフェが決まったります。

美味しくないエスプレッソの典型は、まず水っぽいことです。そして、香りが薄い。今のところ、最も美味しいと感じるのは、やはり人がハンドル付きの道具を使って機械にセットし、抽出してくれるやつです。これは、担当の人が上手で、機械をきちんとメンテナンスしていれば、ほぼ間違いありません。機械の全自動エスプレッソも悪くありませんが、当たりが悪いと、レギュラーコーヒーの量を減らしただけみたいな味と香りになり、残念な感じになります。その点、ネスプレッソはハイレベルの味を誰でも安定的に出せるという点でいい機械だと思います。その代わり、レストランとかでネスプレッソを出されると、これなら自分でも作れると思ってしまい、やはり少し残念な気分になります。店で飲むならマニュアルのエスプレッソを期待したくなるわけです。

エスプレッソは、パッと飲んで気分をスッキリさせる嗜好品なので、量は問題ではありません。したがって、スタバでエスプレッソを注文し、3時間粘るという性格ものではないわけです。

カフェでコーヒーを注文するとき、カフェ、エスプレッソ、リストレット、カプチーノと色々選択肢があるので、例えば普通のドリップ式のコーヒーを注文することもできるのですが、香りの薄くて量が多いか、香りが強くて量が少ないか、という選択肢で考えると、自然と量が少ない方を選ぶようになります。何となく、量は要らないけど気分をスッキリさせたいという気持ちがはたらくからだと思います。

日本でも選んで喫茶店に行けば、マスターのこだわりのコーヒーを出してくれたりし、ドリップコーヒーでも、これはこれで非常に香りが高く、美味しいものだと思います。しかし、未だに理解に苦しむのは、ブラック、無糖を標榜する缶コーヒーです。明らかにドリップしたてのコーヒーとは似ても似つかぬ味、香りなのに、何故あんなに流行るのでしょうか。缶コーヒーはコーヒーを手軽に飲む非常手段なのかもしれませんが、ペットボトルや紙パック入りのアイスコーヒーを含め、全然美味しいと感じたことがありません。こればかりは、不思議な文化だと思います。

ちなみに、ここでのエスプレッソの標準的な飲み方は、砂糖とミルクをワンポーション入れるのが標準的なスタイルで、ブラックで飲むのはどちらかというとマイナーです。

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部屋の掃除とか

帰国まであと4回ぐらいしか週末がないので、今日は少し部屋の片付けと掃除をしました。

荷物の方は、大学の研究室の荷物も大体持って帰ってきたし、あとは引越で航空便として持って帰る分と、手荷物で持って帰る分とを分けるぐらいです。引っ越しの荷物は恐らく4~5箱ぐらいでしょう。最も重いのは本ぐらいですしそんなに準備は大変ではありません。今週は見積もりがやってくるので、それに必要な程度にまとめるという感じです。

一方、手荷物の方は、引越荷物が行ってしまってから出国まで、1週間ぐらいその荷物で生活しなければいけないので、慎重に選定する必要があります。重くなっても嫌ですし、お土産も詰めなければいけません。メインはノートPC2台ぐらいで、後は服とかです。

部屋の掃除の方は、高いところ、汚れる頻度の少ないところから順番ということで、部屋の換気ダクトとか、棚の上とか、見えにくいところから順番に始めています。部屋の明け渡しまでまだ時間があるので、すぐ汚れるところは掃除する意味があまりないのです。

しかし、あと1ヶ月で帰国とは、何とも名残惜しいです。もうすぐこの風景ともお別れかと思うと、じっくりと眺めて、目に焼き付けておこうと思ってしまいます。

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