ポールンロボ

どれだけの人が知っているかわかりませんが、ウェザーニュース(WNI)のサイトに花粉Ch.というのがあります。

いわゆる花粉予報をしているコンテンツなのですが、ここでは単なる花粉予報以外に、花粉プロジェクトと称した取り組みが行われています。

具体的には、全国から花粉観測のサポーターを募り、サポーターの住んでいる各家庭に花粉観測機を設置し、インターネットを介してきめ細かな観測データの収集を行おうという試みです。

昨年は全国で200人のサポーターが募集されたそうですが、今年は倍以上になって500人募集しているそうです。

で、昨年末にこっそりと募集が行われていたので、僕はそれに応募してみました。そしたら、今日サポーターに選ばれた旨、連絡がありました。

まあ、そもそもプロジェクト自体がマイナーなので選ばれてもどうってことない話なのですが、観測データと定期的なコメントがWEBで公開されるので、なかなかやりがいがあります。

この話をすると、皆さんからは何か報酬でもあるの?と聞かれますが、現状、何か報酬があるようには見えず、別に報酬を期待してやっているわけでもありません。自分の家で花粉観測をする取り組みそのものに興味があるだけです。

むしろ、このプロジェクトに応募するために有料会員になって月々300円を払っているので、お金を払って観測させてもらっているような状態です。価値を見出せない人にはバカバカしい話かもしれませんが。。。

で、その観測機がポールンロボといいます。真ん丸の発泡スチロール製のボールみたいな、花粉量に応じて目の色が変わるロボットらしいです。

1月の下旬ぐらいから各サポーターに配送されるそうですが、今から少し楽しみです。

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高尾山が激混み!

八王子市民にとっては裏山のような高尾山が、ハイシーズンにはとても混んでいるそうです。

理由はいくつかあるようですが、自分が子供の頃と比べると最近はめっきり寂れたような印象しか持ってなかったので、驚きました。

その理由の一つが、ミシュランガイドに堂々の三つ星で紹介されていることらしいです。高尾山が知床や日光、京都と並ぶなんてあまり信じられませんが。

まあ、確かにいいところであるところには違いありませんが、何時間もかけて行列を作って登山するぐらいならもっと別のところに行った方がよいのではないかと。。。近場なら奥多摩とか、秩父とか、あるでしょうに。電車のアクセスも、高尾山と同じぐらいに良いですしね。

屋久島が世界遺産に登録された途端に観光客が増えたという過去の実例もありますが、いつの時代もミーハーですね、日本人は。(そもそもミシュランガイドがどうかしてる、という話もありますが。。。)

今日のNHKスペシャルで食品の産地偽装問題が取り上げられていましたが、問題の一端は、食品そのものの品質云々ではなく、パッケージに書かれた産地のラベルだけで購入を判断してしまう消費者の意識にも問題があるのだとか。

「何を信頼したらいいのか分からないから、わかりやすい指標を基準に考える」という気持ちも分からないではないですが、自分に本来備わった感覚、価値観で判断するのが本当なんじゃないかと思います。

せっかく人間には人それぞれに特色を持った「個性」があるんですから、そのセンスを大切にすべきだよなぁと、人工知能を研究する人間の立場としては思います。設計者が作り込んだ価値観で判断する知能は、コンピュータで簡単に実現できるようなものなんですから。

賞味期限が1日過ぎたぐらいで、その食品が突然毒にでも変化するかのように扱い、廃棄しまうような消費行動もしかり。

現代の先進国の人間は、文字や数値の情報にだけ頼って判断することに慣れてしまったがために、これまでの進化の過程で獲得してきた、生物として備わっている、危険を回避するためのセンサーが退化してしまっているかもしれません。

権威のある人の意見や、大きなメディアや、周囲の多くの人々が支持する団体の考え方に扇動され、一人一人が自分の頭で考えることを止めてしまい、社会全体が判断を誤ったことが、過去の戦争の多くの原因であったことを、歴史が教えてくれています。

人の意見を聞く耳を持つことは重要ですが、最終的に自分の価値観で考え、判断することを止めてはいけないのだろうと思います。

さて、長文になってしまいましたが。。。

もういよいよ2008年も終盤ですね。

大河ドラマも最終回だったし。

正月は高尾山の薬王院と高幡不動尊にお参りに行くのが京王線沿線に住む人々の定番コースだと思っていましたが、今年は高尾山の初詣は例年になく混雑しそうなので迷い中です。

まあ、ミーハーな行動をとるのも好きなんですけどね。

ディズニーランドで普段は2時間待ちとかのアトラクションが5分待ちとかで乗れるとなると、なんか寂しい気持ちがするんですが、要するにそんな気持ちです。

ミシュラン効果!? 高尾山が異常な混み方に

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=695531&media_id=58

ミシュラン三つ星観光地

http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7216.html

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WALL E

この年末の忙しい時に、アフターファイブを楽しんでいる場合じゃないと言われそうですが、今日は錦糸町のTOHOシネマズでウォーリーを見てきました。最近、映画ばっか見てますね。

ちなみに、ここの映画館はレイトショーが1200円とかなり料金が安く、映画館も空いていて快適なので、個人的には六本木よりおすすめです。

ウォーリーは12月5日公開のディズニー映画で、廃墟と化した地球(アメリカ)のとある都市をひたすら掃除し続けるゴミ処理ロボットが、ある日突然宇宙から飛んできた宇宙船から出てきた、流線型のロボットに出会うところからストーリーが始まります。

本編の内容は実際に映像で見てもらうとして、印象に残ったことをいくつか。

まずは、なんといってもウォーリー自身のことです。彼のとても素直で、健気で、愛嬌があるところに惹かれます。ロボットとして作られた任務を全うするために、一人も人間がいなくなった地球で、毎日規則的に、献身的にゴミ処理を続ける機械としての姿と、まるで生き物のように好奇心を持って、お気に入りのガラクタをコレクションしたり、余暇を楽しむ感情を持っている姿とを兼ね備えているところが、ウォーリーの魅力です。

何気ない日常に小さな喜びを発見し、満たされた気持ちで生き続ける姿は、ある意味、僕の理想の姿でもあります。

で、誰もいない地球上でコツコツとマイペースで活動し続けるウォーリーに、突然の大きな変化をもたらしたのが、イブという(女の子)ロボットです。彼女はとても先進的なデザインなボディを持っていて、機能も洗練されていて、エレガントな雰囲気を感じさせるロボットです。のんびりやで旧型のデザインのウォーリーとはいかにも対照的なので、彼女の存在がとても引き立ちます。ただ、あまりにもしっかり者で完全無欠すぎるために、遊びでも何でも、徹底的にやらないと気が済まないところがお茶目ですね。

僕は、どう考えてもウォーリー派の人間です。頭の回転もはやくないし、いつもマイペースで、コツコツ派です。頭の回転の速い人の話にはついていけません。結構小さくまとまったところで喜びを感じたりします。そんな僕なので、ウォーリーには共感しました。

登場するキャラクター以外では、この映画には、気づく人には気づく細かいギミックが色々と仕込んであってなかなか面白いです。ある意味パロディーなのかもしれませんけど。例えば、ウォーリーの太陽充電の完了音がマックの起動音だったりします。

映画の後半は、ストーリー的にも、絵的にも2001年宇宙の旅を思い起こさない人はいないと思います。さすがに今の子供は知らないと思いますが。

というわけで、この映画はSFとしてみれば、いずれのシーンもどこかで何かしら見たことがあるような、非常にオーソドックスなストーリー構成です。でも、僕自身、最近は昔のようなスケールの大きい宇宙もののSF映画をあまり目にしてこなかったので、久々に嬉しかったです。

火星に探査機が普通に行けるような時代だからなのでしょうか、夢にも描かなかったようなスケールの大きい、新しい世界を見せてくれるようなクリエイティブな宇宙ものの映画は最近あまり作られなくなったような気がします。人間の想像力が乏しくなったのか、科学技術が進みすぎて夢を描く余地がなくなってきてしまったのか。

スピルバーグやルーカス、キューブリックのような監督って、今の時代には生まれてこないんでしょうか。宮崎駿にしてもそうですが、この世代の映画監督は、オリジナリティ、クリエイティビティが抜きんでているように感じます。

さて、ウォーリーとイブの関係には全く触れていませんでしたが、ウォーリーのイブに対する献身的な愛情、優しさと、イブがウォーリーに心を開いた後に、色々と至らないウォーリーを世話してあげる姿はとても愛らしいものがあります。

セリフがほとんどなくて、字幕だろうが吹き替えだろうが関係ないような映画ですが、その仕草からそれぞれのロボットの気持ちが伝わってくるのは、ディズニー映画のなせる技ですね。

言葉がなくても気持ちが伝わる、こんな愛らしいロボットを実現することが、僕の研究者としての夢なのです。

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P.S.アイラブユー

冬のイルミネーションを見に行こう第2弾(第1弾は表参道でした)というわけで,六本木に行ってきました.

本日はよくばりにも,乃木坂からミッドタウン経由で六本木ヒルズに抜けるコースで,2カ所を制覇し,TOHOシネマズのレイトショーでP.S.アイラブユーを見てきました.

土曜の比較的早い夕方に着いたこともあって,いろんな客層で街はごった返していました.いつもは,日曜の遅い時間に行ったりすることが多かったので,その雰囲気に慣れていた自分としては,今日の人の多さに若干辟易気味でした.

ミッドタウンの広場一面に敷き詰められた青いイルミネーションは今年も健在.周囲の樹木にデコレーションされたイルミネーションと共に,昨年より少しレベルアップして寒い夜を演出していました.

まだしばらくはやっているでしょうから,平日の夜にでも来れば,もう少し落ち着いて雰囲気を楽しめると思います.

さて,今日見た映画の話ですが,僕は結構気に入りました.まあ,感涙モードとまではいきませんでしたが,総じていい話だったと思います.

まだ若いにもかかわらず突然の病気で夫を失った未亡人が,死を予期していた生前の夫によって書かれた,次々に届けられる何通ものラブレターによって,次第に彼との別れを受け入れ,自立していくまでのストーリーです.

1.彼は良くできた人でした

ある意味,女性にとっての理想像をそのまま具体化したような完璧なキャラクターでした.ここまで完璧だと,男性の立場からはちょっと距離感を感じてしまうのが難点ですが,架空の世界に遊ぶのが映画鑑賞と思えば,女性にとってはウキウキ,ドキドキして楽しいのではないかと思います.

2.未亡人(ホリー)役の女優はかわいかった

この女優(Hilary Swank)は,僕の好みでした.とってもかわいくて,ずっと見とれてました...って話はおいといて...

映画の冒頭に出てきた生前の彼とのけんかのやりとりは,なかなかに共感するものがあったようななかったような...やはり,女性は感情に生きる生物なのだなぁということをしみじみと思ったという感じでしょうか.女性は,判断をする上で,しばしば論理よりも感情が優先されることが多いのかなぁという印象.

ちょっとしたことで突然不機嫌になり,その理由を何点か挙げて問いただしても,結局のところ,自分でも何が問題で怒っているのかよくわかっていない,みたいなところとか,彼女が自分の思うがままに彼を振り回し,彼的には論理的に正論を述べても受け入れてはもらえず,結局は彼が理不尽にも「自分が悪かったです」と,ありもしない自分の非を認めて喧嘩は収束みたいなところとか...

男性はいつ何時も心が広くなくてはいけないなぁと思いつつ.年齢と共に自然とこういうことが受け入れられるように心が変化していくような気もします.

3.ホリーの母は偉大でした

未亡人ではないにしろ,女手ひとつでずっとホリーを育て上げてきた母には,ホリーの気持ちを深く理解するだけの過去があり,映画の中では常に気丈な女性として描かれています.普段は多くを語らなくとも,ホリーが本当に誰かの助けを必要としている時に,そっと救いの手を差し伸べることのできる母は偉大でした.

ホリーの母親役を演じていた女優(Kathy Bates)は第一印象から何となく見覚えがあるなぁと思っていたのですが,やっぱりタイタニックに出ていたアメリカの大富豪婦人(ジャックにディナー用のタキシードを世話してくれた人)役を演じていた人と同一人物でした.タイタニックに出ていたときから,この人の役柄はとても人間味があって好きだったのですが,今回何年かぶりに再会したみたいで嬉しかったです.

4.アイルランドの文化を知ってみたくなった

彼がアイルランドの出身であるという設定になっており,舞台はアメリカ,NYとアイルランドのとある田舎という感じの設定でストーリーが展開してきます.映画の中では,アメリカ人から見たアイルランドの文化に対する印象を物語るシーンが何度も現れてきます.

映画の中に登場する女性達の視点から見たアイルランドの男性は,粗野な感じで,パブで酒飲んで歌ってばかりいるけど,話し好きでユーモアで面白く,アメリカ人とはひと味違って,セクシーで魅力的という印象で描写されています.

僕の中では,英語を話す国々という意味でアメリカもイギリスもアイルランドもスコットランドもひとくくりにしがちな感じなんですけど,これは欧米人が中国も台湾も韓国もモンゴルも日本も顔が似ていて違いがわからんと言っているのに近い感じなんでしょうね.

ニューヨークのビル群や,おしゃれなブティックなどと,アイルランドの荒涼とした平原,トラクターが行き来する道,酪農を営む人々が干し草を担い歩くシーンなどがそれぞれの舞台を代表する絵として対比して描画されていたのを見ると,それぞれの国に住む人々にとっては,お互いにとても異国情緒あふれる対象になっているんだろうなぁということを感じました.

今まであまり感心を持ってこなかったヨーロッパ北西部(イギリス,アイルランド,スコットランド)ですが,その複雑な歴史と文化を学んでみたくなりました.

年末からは,さらに色々な映画の公開が始まります.

僕が興味あるのは,ひとまずはウォーリーでしょうか.マンマ・ミーア!の劇場版も久々になかなか楽しそうですね.邦画では感染列島というのが,日本沈没みたいで面白そうです.かなり先では,オーストラリアという映画がかなりの大作で,ロマンティック・アドベンチャーらしいので期待してます.

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ドコモの新機種

今日のニュースになってますが,ドコモが冬の新機種を発表しました.

さて,

STYLE series / PRIME series / SMART series / PRO series

意味わかりますか?

どれが自分に合っていると感じますか?

僕には商品コンセプトを言葉から想像できないので,シリーズ名からどれを買えばよいのかわかりません.

例えば,「とにかくシンプルで安いケータイが欲しい」というひとは,どのシリーズでしょう?

例えば,「大画面液晶と,タッチパネルと,高画質カメラと,ワンセグと,おさいふのついた多機能携帯が欲しい」というひとは,どのシリーズでしょう?

例えば,「スマートフォンが欲しい」というひとは,どのシリーズでしょう?

わからないですよねぇ...

なんでこんな抽象的な言葉使うんでしょうか.

かえってわかりにくい.

シリーズ名いらない.

結局,全てのラインナップが,「いいよ!いいよ!」と主張する耳障りの良い単語をつかっているので,

「どれも良いと言いたいのは分かったけど,どれも良いんじゃ,どれが良いのか選べないんだよ!」

という気持ちになるのです.

スペック君の自分としては,それぞれの言葉がどの機能と対応しているのかがわかればそれで十分なのですが...

というわけで,結局は型番頼りにスペック表見なければ,お目当ての機種は選べなさそうです.

もしかしたら,スペックをまったく気にしない人なら,ドコモのコンセプトを信じて選べば十分なのかもしれませんが.

少なくとも,僕のニーズには一致していないみたいです.

唯一の救いは,docomoからNOKIAのE71が発売されそうなこと.

ワールドワイドな携帯なのに,Symbian OSのアプリインストール禁止になってたり,SIMロックかかってたら幻滅ですが.

マニアックですみません.

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