イースター

スイス、特にローザンヌのあるヴォー州は休日が全然なくて、年末年始以外で公式な休みといえば、9月に1日あったっきりでした。そんな調子なので、日本は休日が多くていいなぁと思っているこの頃です。

ところが、今はイースターで連休中。先週までイースターで4連休になると研究室の友人に言われるまで知らなかったので、計画が完全に遅れ、飛行機、鉄道など予約が取れなくて敗北しました。

そんな感じですが、今日は4連休の初日、ローザンヌから快速で30分ほどのRomainmotierという村に行ってきました。地球の歩き方に半ページぐらいちょろりと紹介されていたので、どんなとこやらというわけで、行ってきました。

スイスの田舎の村という感じなのでとても小さい集落なのですが、見どころの古い教会はなかなか雰囲気があって良かったです。あとは、駅と村を結ぶ2キロぐらいの道のりがハイキングコースになっていてとても気持ちがよかったです。馬や羊がいてのどかな風景でした。

長い冬が終わり、すっかり春の陽気になってきました。

スイス探訪―したたかなスイス人のしなやかな生き方
スイス探訪―したたかなスイス人のしなやかな生き方

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サマータイム

今夜サマータイムに切り替わります。やっと、冬が終わる気がします。気候的にも、数ヶ月前に比べれば圧倒的に暖かくなっていますが、とにかく夏時間という言葉の響きがいいです。

最近は日照時間も長くなり、朝になっても真っ暗だった12月頃を思い出すと、太陽の光はありがたいものだと実感することしきりです。

冬時間から夏時間への切り替わりでは、単純に考えて、強制的に睡眠時間が1時間削られます。時差ボケを感じる程度ではないでしょうが、何となくいつもより早く起こされた気がするかもしれません。

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研究。研究。

当たり前ですが、日々研究しています。それもとびきり学術的なやつを。

会社でこういう研究をやろうとすると、将来のアプリケーション像とか商品にどう結びつくのかという点を説明しなければいけなくなるので、プラスアルファのエネルギーが必要なのですが、大学ではこれが当たり前。興味のある研究をすると、それが科学的発見に結びつき、価値を認められるのです。読みたい論文も大学のネットワークからならほとんどダウンロードし放題。

何とも居心地が良く、研究に適した環境だと思います。まあ、客員研究員という立場なので、本来研究室に在籍する学生やポスドクがやるべき仕事があまり回ってこないという特典があるのも大きいのですが。

研究者としてのキャリアを積むとなると、数年おきにポスドクの受け入れ先を探しながら世界中をさすらい、最終的にうまくいけば、大学や研究機関のポストを得るという道が待ち構えています。さらに、飛び抜けない限り、企業での研究者ほどの収入も期待できないでしょう。

でも、quality of lifeの視点で考えると、スイスでの研究生活というのは特にですが、ハイレベルだと思います。

長時間、満員の通勤電車に揺られることもないので、ホームで列に割り込んだとか、椅子取りゲームに負けたとか、隣の客に背中を押されたとか、無意味なことに精神をすり減らす必要がありません。夕方は19時には帰宅します。22時頃まで仕事をするなんて考えられません。むしろ、21時ぐらいから(時間が遅い方がコート代が安い)友人とスポーツでもしてから帰宅するという感じです。

空気も水も美味しい、湿度が高くなくて快適。電車や自動車で1時間以内にハイキングやスキーのできる山がある。大学から眺める湖と山の風景は美しい。治安はきわめて良い。人口密度が低い。発展途上国みたいに、感染症の心配もない。人々があくせくしていない。娯楽はあまり多くありませんが、やるべき研究に没頭できます。

そもそも、博士課程の研究者なのに、学校に学費を払うどころか、研究室に雇われて給料をもらい、日常生活をしながら研究をしているというのが大きいです。

あえて難点をあげるとすれば、僕の好きな海産物があまり食べられないことぐらいでしょうか。

というわけで、ホームシックになることもあるかと思いましたが、今のところ全くその気配がありません。まあ、帰ろうと思えば数万円でいつでも帰れるという感覚があるのが大きいのかもしれませんが。

とりあえず今は、いられるものならもっといてもいいなと思います。でも、そうもいっていられませんから、とにかく目の前の研究に取り組んで、期限までにできる限りを尽くす。それだけです。

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snow shoeing

最近、日記の更新が途切れがちですが、ちゃんと生きていますのでご安心を。

今週末はラボのイベント目白押しで、昨日はスイスの雪山で遊ぼうの会が開催されました。一部の人は雪山の上でsnow caveを造って一夜を明かすなんて張り切っていましたが、大半の人は日帰りでした。

この日はスキーをする人、ski touringといって、スキーを履いたまま雪山を登り、滑って帰ってくる人、snow shoeingといってかんじきを履いて雪山に登る人という感じでグループが分かれました。

スキーにすれば良かったのですが、僕はsnow shoeing組で、山登りをしました。写真の通りなのですが、一面の雪原をせっせと上ります。そして頂上に登ってお弁当を食べるという感じです。

いやはや、リフトを使っちゃうとあっという間ですが、そこを徒歩で上るというのはかなりの重労働。傾斜も結構あるので大変です。写真を見返すと、なんか、南極かどこかにいるみたいです。雪崩が起きたらイチコロですね。スキー場なのに人もほとんどいないし。

ちなみに、空気が層になっているのが分かりますか。上に登ると空がかなり青く見えます。

冬山とはいっても、天気がいいからか、地形的にか、日本アルプスとか富士山みたいな厳しさを感じないのがアルプスの特徴ではないかと思います。

帰りは、みんなで地元の温泉、いわゆるスパとかテルメとかいうそういう感じの場所で遊んで帰ってきました。温泉だけど、日本人には水温がぬるすぎでした。流れるプールとかジャグジーがあって、いわゆる夏の遊園地のプールを温水にしたような感じです。

今までは好きではなかったサウナが、かなり良いものだということを初めて実感しました。

ちなみに、明日はラボの教授も交えてまたsnow shoeingするそうで、個人的にはやっぱりスキーにしておけばよかったと思います。

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お金にまつわる話

・会社のクレジットカード終了

これ、海外滞在中の自分にとってはかなり面倒な仕打ちです。色々な料金支払いをこのクレジットカードに集中させていたので、やらなきゃいけない支払い変更届が沢山あります。多くはネットでできるので助かりますが、ソフトバンクが店頭か書面しか駄目っていうのが許せない。ちなみに、ドコモはネットで簡単に変更できました。

予備のクレジットカードも念のために数枚持ってきていたから助かりましたが、いつもはこのカードしか使っていなかったので、危うくクレジットカードが使えなくなるところでした。代替のカードとしてJCBを勧めているけれど、JCBは海外で使いにくいので却下です。

・日経新聞のインターネット版有料化

これもまたいただけない話。月額料金4000円ってどういうこと?印刷や配達のコストを割り引けばもっと安くできるのではないかと思うのですが。さらに、日経新聞を購読していてもさらに1000円も払わなければいけないという、ばかばかしさ。まあ、ネットニュース有料化は世界の流れですが、あまりにも高飛車な価格設定に怒り心頭です。こんな傲慢な判断していたらNHKオンデマンドと同じ運命になりかねませんよ。

ちなみに産経新聞のインターネット版は月額400円です。産経新聞はかなり右寄りで若干プロパガンダチックな感じがしないでもないのですが、これでも月額料金を支払うのには抵抗があったというのに。。。

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