博士の愛した数式

今更と思う人もいるかもしれませんが,ブックファーストに文庫で並んでいるのを見て,購入し,2日間で読み終わりました.

飽きっぽい僕にして,これだけ集中させてくれたのは珍しいです.吸い寄せられるように読破してしまったのは,この作家の物書きの上手さの表れだと思います.

僕の好きな青春小説でもなく,ミステリーのようなハラハラドキドキでもないのですが,人の優しさ,あたたかみが感じられる,ホンワカとしたとても感動的なお話でした.

現代文の問題じゃあるまいし,心理を分析して感動の理由を文章で書き連ねると,僕の文章力の無さと相まって白々しくなるので止めます.

読んで,直感的に感動して,涙が出そうになった.それだけの事実で十分です.

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気候と株価

毎日雨ばっかり降っていやですね.

何か天気が悪くなると株価も下がるような気がして,憂鬱になっちゃいます.本来なら気候と株価は連動する理由がないように思うのですが,今までの経験から,何となく関連性があるような気がしてなりません.

個人投資家とかが多い株だと特にその傾向が高いような...無意識的にみんな気候に気分が左右されているのかもしれません.

最近ずっと忙しかったので,株価もろくにチェックしておらず,口座に入金したままほったらかしになってました.

春だし,そろそろ投資生活復活させようかな.

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疲れていても,飲む

今日は,僕の中では半分接待的雰囲気で始まった飲み会でしたが,結局はいつも通り,自分の好きなように飲んでいました.

お酒の場では,みんな色んな違った顔を見せてくれるので楽しいです.今日も,とある人の意外な一面を発見し,驚きつつも何となく納得してしまった一晩でした.

本当は疲れているはずなので軽く飲むつもりだったのに,最終的にはフルフルで飲んでギリギリ終電で帰宅.

+αのタクシー代を払わなくてよかった分だけ,今夜はよしとしましょう.

話は変わりますが,イベントが終わってから,行き帰りの電車の中で文庫本を読むようになりました.意外と通勤には時間がかかっているので,本気で本を読むとかなりのページが進みます.

本来ならば電車に乗っている間中ずっと寝て,睡眠時間の足しにするところなんですが,まあ,切羽詰っているわけではないし,本を読むのも楽しいし,いいかなと思います.

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表と裏

僕は,ときどき「自分が女で彼氏にするんだったらきっとかわせみさんみたいな人です」もしくは「かわせみさんが女だったらきっと彼女にするんだけどなぁ」と男に言われることがあります.

日曜日もカットしに行った美容室で,美容師にそう言われました.

あ,勘違いしないでくださいね.その人にはちゃんと彼女がいて,その彼女にとって自分がどんな奴なんだろうって話になり,僕なんかダメ人間で,それにひきかえかわせみさんは優しそうだし自分が女だったら...という話になったという感じなので.

ちなみに,僕はそういう風に第三者から評されることに対して悪い気はしないです(あ,もちろん女性に言われた方が嬉しいです)が,何となくその人を騙してしまっている気がして微妙な気分がするときもあります.

心の底では「ホントはそんなにいい奴じゃないんだよ」とか「ホントはとっても自己中だし,優しくもない,冷徹な人間です」と叫んでいるのです.

たまに行く美容室ぐらいの頻度だったら何とかなるかもしれませんが,神様仏様じゃないんだから,そんないつも善人でいられるわけないんです.とてもイライラしてブラックモードに入っちゃうこともあるし,ひねくれて毒を吐いてしまうときもあります.

たとえ一側面とはいえ,そんな本当の自分を押し殺していたら,きっとどこかに弊害が生じるに決まってます.だからあまり無理はしないようにしてます.ていうか,普段から自分に正直に,ありのままに生きようとしています.でも,精神状態がとても安定していて,結果として表の自分が9割ぐらいになってしまうのかもしれませんが.

でも,あまりにも表の自分の印象ばかりが定着して,裏の自分がなりを潜めてしまうと,裏の自分が存在してはいけない自分のように思われてきて,窮屈になってしまうのは嫌なのです.

だから,表の自分であれ,裏の自分であれ,固定化された人物像を作りたくないと思い,捕らえどころのない存在として振る舞おうとするから,副作用として「AB型の変人」と思われるのかもしれません.

いつもいい子で振る舞っていると,悪いことをしたときに人一倍先生に怒られちゃうという,小学生ぐらいの時の記憶が影響しているのかな.

ま,てなわけで,これからもきっと僕は変人でいつづけるのだと思います.

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執着力

音楽の世界で才能ある人々というのは,小さな頃から何らかの形で音楽に触れ,没頭し,ある意味マニアと呼ばれるぐらいの人達のようです.

ドライブ中にラジオで聞いた葉加瀬太郎の生い立ちの話の中では,小学生の頃からクラシックのレコードをコレクションし,有名音楽家のコンサートに行き,追っかけをしていて,普通の小学生が好むような話題には全く無頓着だったという話だし,夜にBSハイビジョンで見たX JAPANのYOSHIKIは4歳からクラシックピアノを始めて,その後学校でバンドを組み,ドラムをやるようになってロックの世界に引き込まれていったそうです.

まあ,音楽の世界では楽器でも何でも小さな頃から習っていた方が上達するという話はよくあることなのですが,僕が感心したのは,テレビで見たYOSHIKIの音楽に対する姿勢です.今日見たドキュメンタリー番組の中では,ほとんどの時間を音楽に費やしているのです.寝るためだけに家に帰り,あとはスタジオで時間を過ごし,まるで音楽以外の楽しみがないかのような生活をしているのです.そして,求めるものに対して妥協を許さない.

結局,何かに執着し,それ以外のことにはほとんど興味を示さないぐらいに没頭し,深く掘り下げていくという姿勢は,音楽に限らず,日常の仕事でも研究でも何でも,「世の中の平均」から一段レベルアップして一目置かれるようになるための必須条件のように思います.

もちろん,その人の生まれ持った才能も重要でしょう.でも,どうなんでしょう,その「才能」と呼ばれるものの大半は,何かひとつのことにエネルギーを集中して取り組み,クオリティを上げていくことのできる「執着力」にあるのではないかと思います.その残りが,普通の人には感じられない感性だったり,ひらめきを持っているということなのではないでしょうか.

僕は自分が「浅く広く」の人間であることが特長であり,弱点でもあることを知っているから,あるひとつのことに執着して,普通の人とは違う際だった才能を発揮できることに憧れるのかもしれません.

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