何気ない日常に感じる幸せ

今日のお昼は何となく一人になりたくて,社食には行かずオフィスの近くの広場で日向ぼっこをしながら食事をしていました.

別に,悩みがあるとかそういう類のものではありません.ただ,外の空気がすいたかったのと,気候が最高だから外に出ないともったいないなぁと思ったまでです.

でも,そもそも一人きりでいるのが好きか嫌いかといえば,どちらかといえば好きです.実際のところ,何かの物思いにふけるというわけでもなく,疲れた頭を休めるために,風景を視界に入れながらひたすら放心状態になって何も考えないという感じです.こういう状態は,やっぱり一人でいる時じゃないとできないので,たまにはいいなぁと思うわけです.

涼しい風の中,太陽の光がポカポカとあたり,とてもいい気分でした.人もまばらな広場には,見覚えのある犬の散歩の人が通っていったり,いつものようにボクシングの練習をしている人がいたり,ベンチで本を読んだりしている人が何人かいたりして,何気ないひと時の日常がそこにはありました.

こんなことに幸せを感じる僕は,ちょっと変わったひとなのでしょうか...

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秋晴れ

マイミクのミッフィさんが紹介してくれたサイト.結構僕はこういうの好きです.

もすかう(音つきで聞きましょう)

今日,午後は夕方までずっとミーティングだったのですが,ふと窓から眺めた空は秋晴れでとても綺麗でした.小学校の頃,自転車で秘密基地とかに遊びに行ったときもこんな空で,こんな涼しい風が吹いていたよなぁとか思い出したら,ひと時懐かしい感じになりました.

せっかく外はとてもいい天気で,気持ちのよい陽気なのに,平日は,どうしても屋外に出て季節の移り変わりを楽しめない社会人は不幸です.まあ,週末に遊べばいいという話もありますが,どうも週末は完璧に天気がいいという感じは少ない気がして,平日の晴れがとてももったいない気がしてしまいます.

そのうち,寒くなって冬になっちゃうんでしょうから,今のうち秋の空気を味わっておきたいんですけどね.

ちなみに,今日はマイミク以外の人の足跡が異様に多い日でした.何で突然こんなに増えたのか,逆探知してみたい感じです.

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いつもの休日

今日は天気が悪かったので,楽器の練習をしていました.練習したのはショパンのピアノコンチェルト第1番.今度の演奏会でやる曲です.

コンチェルトはソロがメインの曲ですから,オケはほとんど伴奏しかやらず,

「休みカウント→ロングトーン→休みカウント→リズム刻み→ちょろっとメロディ・・・」

てな感じばかりなので,一人で練習しているとかなり気が滅入ってきます.でもいくらつまらないからといって練習しないでオケ練に望むとひどいことになるので,工夫してオケのCDをかけながら練習しました.(一般には推奨されない練習方法ですが,コンチェルトの場合には仕方ないという判断です.)

これだったら,綺麗なソロの演奏を聞きながら練習できるし,休みの間もメロディーがなっているのでカウントも辛くない感じです.しかし,コンチェルトは普通のオケの曲と比べると難しいです.なんてったって,ソリストが,もう好き勝手なリズムでソロパートを弾くものだから(当然ですが),途中でカウントがわからなくなってしまうのです.

いくらオケに合わせるといっても,指揮者がいないのは辛いのだということが判明しました.

練習していたら,いつの間にか夕方になってしまい,夕食の買出しに車で出かけました.

最近,徒歩でいける近くのスーパーが倒産してしまい,駅前のでっかいスーパーまで車で走らないと買い物にいけなくなってしまいました.普段車に乗りたがらない弟は,俺を飢え死にさせるつもりかと言ってます.

駅前のスーパーはとっても大きくて何でも食材が揃うので,作りたいものが作れる喜びは大きいです.でも,小学校入学以前から親しんできた地元のスーパーがなくなってしまったのはちょっと寂しい気がしますね.

ちなみに,往復の車の中でJ-WAVEのTokyo Hot 100をやっていたのですが,トップ10のチャートに入っている曲がほとんどJ-POPで驚きました.かつての同じ番組なら,まったくといっていいほど,上位の曲にJ-POPが入ることはなかったのに...いったい最近はどうなってるんだ,J-WAVE.

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コバンザメ方式

今日は馬好きな会社の上司の指導を仰ぎながら,競馬に興じてきました.

東京競馬場に朝9:30に集合して,第1レースから第12レースまで全てのレースを見,賭けてきました.そもそも,競馬場に入場するのに入場料200円がいるというのを初めって知ったぐらい,競馬は初心者だったのですが,大損することもなく,気持ち程度にプラスにすることは出来ました.

競馬をやったことのない人にとっては,「競馬=ギャンブル=金銭的な損得」という概念が先行すると思うのですが,実際競馬場に足を踏み入れると,別に馬券を買わなくても一日中過ごせそうな,居心地のよい空間であることがわかると思います.

確かに,競馬場へと移動する電車の中とか,馬券売り場とか,オッズのモニター前とか,いわゆるギャンブルに興じている人々が集まる空間は異様な雰囲気を醸し出していて,免疫のない人にはかなりインパクトのある空間だと思います.

でも,ひとたび馬場に出れば,そこは眺めのよい,緑色の芝が植えられた広大な敷地が広がっていて,天気のよい日にはピクニック気分で馬の走る様子を楽しめると思います.

馬券を買うだけが競馬ではないんだということを思ったわけです.

ちなみに,僕が今回馬券を買うときに守ったポリシーは,大きく儲けなくてもいいから,堅実にプラスにするということでした.そして,馬のことをほとんど知らない僕でも資金をプラスにできたのは,コバンザメ方式で馬を選んだからだと思っています.

馬券を買う人たちの大半は,僕よりもずっと長い年月競馬を楽しんできて,馬のことを研究してきた人たちです.ですから,自分の生半可な直感を使って馬券を買うよりは,世の先輩達の英知を結集して出来たオッズを見て買ってしまえば,その人たちの研究結果の分け前にありつけるはずだという発想です.

あまりにも堅実な方法なので,サプライズは少ないのですが,大きく損することはないでしょう.そして,負けたときは大半の人が同じ運命にちがいないと思えるのが救いです.

今回本当に不思議だなぁと思ったのは,やっぱり倍率の低い馬が上位に来ることが圧倒的に確率が高く,そうそう番狂わせが起きるということはないということです.人間の分析能力,予測能力はすごいものだなぁと,改めて感心してしまったのでした.

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純正律と平均律

さて,昨日までのお話しで純正律が,音程の周波数比を単純な整数比にすることで,綺麗なハーモニーを実現するために考えられた調律方法であることがわかりました.

周波数比はこうでしたね.

1–9/8–5/4–4/3–3/2–5/3–15/8–2

では,隣り合う音程の周波数比を計算してみるとどうなるでしょうか.括弧の中に上の音が下の音の何倍の周波数かを書き加えます.

1-(9/8)-9/8-(10/9)-5/4-(16/15)-4/3-(9/8)-3/2-(10/9)-5/3-(9/8)-15/8-(16/15)-2

どうですか?E-F,H-Cの間のように半音に相当するところは16/15倍で良いというのがわかりますが,全音に関しては9/8=1.125倍というのと10/9=1.111倍という2種類があることがわかります.

つまり純正律の全音は等間隔ではないのです...ですから純正律でハ長調のスケールを聞くと,平均律に慣れた耳ではEとAがやけに低く聞こえてきます.

さらに,ドミソ,ファラド,ソシレは周波数比が4:5:6の綺麗な和音になりますが,レファラはどうでしょうか.DとAの間に2つも間隔の狭い全音が入っているので,純正な5度にならず,和音がぐちゃぐちゃになります.

つまり,楽器の調律をハ長調にあわせたまま,転調してト長調(Gから始まるスケール)とかにすると,この和音が明に使われることになるので,そのままでは聞くに堪えない音楽になってしまいます.

だから,純正律に調律された鍵盤楽器で転調するということは,基音をもとに正しい周波数比になるように再度楽器を調律しなおすことを意味します.

しかし,これでは不便で仕方がない(曲中の転調ができない)ので,ハーモニーは犠牲になってもいいから,鍵盤をずらして弾くだけで転調が出来るような利便性を追求して平均律が考案され,使われるようになったのです.

すなわち平均律とは1オクターブを半音の数である12等分,均等の比率で分割したものです.つまり,隣り合う半音の周波数比は,12乗して2になる数ですから2の1/12乗で,約1.059倍,全音は約1.122倍,5度は約1.498倍(純正律のときはぴったり1.5倍だった!)ということになります.

ちなみに,平均律で保証された純正な和音はオクターブだけになります.というわけで,平均律で調律された鍵盤楽器,pianoなどは完全5度でも和音がどうしても濁るというわけです.

でも,実際慣れてしまえば,うなりのある音そのものが曲になって感じるわけで,純正律が絶対というつもりはまったくありません.

ただ,violinとpianoで合わせたりしようとすると,根本的に音が溶け合わない理由(violinは,耳で響きを聞いて隣り合う弦同士を純正律の完全5度に調弦する)があって,究極的にはviolin側が平均律にあわせて演奏するしかないのかと悩んでしまうというわけです.

ちなみに,violinを5度調弦した場合,チューナーもしくはpianoの音をとって1本1本調弦した場合では,下のような周波数の違いが出てくるようになってます.

 弦 5度調弦   平均律

G線 195.56 Hz 196.00 Hz

D線 293.33 Hz 293.66 Hz

A線 440   Hz 440   Hz

E線 660   Hz 659.26 Hz

ま,解放弦を使わなければ関係ないという話もありますが,一番最初に書いたように,他の弦の響きを聞きながら演奏をする限りは,少なからず影響がありそうですよね.

というわけで,どうやら純正律と平均律の比較まで出来たように思います.途中ややこしいところが何箇所かあったと思いますが,わからなければ質問をどうぞです.

数日にわたり,読んでくださった方ありがとうございました.ここでいったん音楽ネタは止めて,明日は普通の日記に戻りたいと思います.

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